【揉み返しと整体・マッサージ後のだるさ】原因・症状・好転反応との違いと対処法

接骨院で施術を受けた後や整体でマッサージを受けた後に「体がだるい」「痛みが出てきた」と感じたことはありませんか?
それは「好転反応」や「揉み返し」という体の反応かもしれません。
今回は、初めて接骨院や整骨院で施術を受ける方に向けて、好転反応と揉み返しの違いをわかりやすく解説します。
好転反応とは?

好転反応とは、整体やマッサージのあとに体が良い方向へ向かうときに起こる、一時的な反応のことです。
好転反応の原因
整体でマッサージを受けると、次のような変化が体の中で起こります。
- 筋肉のコリがほぐれ、血流が一気に良くなる
- リンパの流れが促進され、老廃物が流れ出す
- 自律神経のバランスが整う
体が本来の健康な状態に戻ろうとする過程で、一時的に体が「だるい」「重い」「痛い」と感じることがあります。
これは、今まで滞っていたものが動き出した証拠です。
※❝体のメンテナンス中に出る一時的な副反応”というイメージを持つとわかりやすいです。
好転反応の症状
好転反応として現れる症状には、次のようなものがあります。
- 全身のだるさ
- 眠気
- 軽い筋肉痛のような痛み
- 頭痛
- 発熱(微熱程度)
- 下痢や便秘などお通じの変化
- 一時的な痛みの悪化
これらの症状は1~3日で自然におさまることがほとんどです。
好転反応が起こる理由
整体やマッサージでは、体のバランスを整えることで今まで「ゆがみ」に慣れていた体が元に戻ろうとする働きが起こります。
血液やリンパの流れが活発になると、老廃物や疲労物質が一気に排出されるため、体がだるくなったり、眠くなったりするのです。
「掃除をしてホコリが舞い上がるような状態」とイメージすると理解しやすいです。
体が“きれいになる途中”で一時的に不快感を覚える、と考えるとよいでしょう。
好転反応が心配なときの対処法
もし好転反応が出たら、次のようなケアをして体を休めてください。
- 無理せずしっかり休む
- 水分を多めに摂る(老廃物の排出を助ける)
- ぬるめのお風呂で体を温める
- 無理な運動や過度な刺激は避ける
体を労わることで回復がスムーズになります。
好転反応はいつまで続くの?
好転反応は通常1~3日以内でおさまることが多いです。
ただし、強い痛みやしびれ、発熱が続く場合は好転反応ではなく別の問題の可能性もあるため、早めに専門家に相談しましょう。
揉み返しとは?

揉み返しは、マッサージや整体で筋肉を強く押されすぎたときに起こる、筋肉の炎症による痛みです。
筋肉の奥にある繊維が小さな傷つきを起こし、それが炎症となって痛みやだるさを引き起こします。
揉み返しの症状
揉み返しには、次のような特徴があります。
- 押された部分がピンポイントで痛い
- 筋肉に触れるとズキズキする
- 動かすと痛みが強くなる
- 痛みが2~3日以上続くことがある
- 赤みや熱っぽさを感じることもある
※筋肉痛と似ていますが、揉み返しは“マッサージによるダメージ”が原因です。
揉み返しが起こる理由
マッサージでは筋肉をほぐすために一定の圧をかけますが、強すぎる刺激や長時間の圧迫で筋肉がダメージを受けてしまうことがあります。
体が慣れていない状態や、筋肉が硬くなっている人ほど起こりやすい傾向があります。
初めてマッサージやほぐしを受けた際に、身体が過度に反応して揉みほぐしになるケースも存在します。
生まれて初めて整骨院やマッサージ店で施術を受けるとなると、緊張するのも無理はありません。また初めて利用する店舗や、初めて施術を受ける先生だった場合も同様に緊張するものです。
自身で意識していなくても、筋肉が緊張して揉み返しにつながる場合もあります。
またマッサージマシンやフォームローラー(筋膜を伸ばす道具)使用時に揉み返しが起こる場合もあります。刺激量が強ければ、やはり筋繊維を損傷して翌日以降に痛みが残ります。
揉み返しの対処法
揉み返しが起きた場合は、無理に動かさず、炎症を抑えることが大切です。
- 痛む部分を冷やす(氷や冷たいタオルで15分ほど)
- 強いストレッチやマッサージは避ける
- 痛みが引くまで安静にする
- 痛みがひどい場合は医療機関に相談する
※ 揉み返しの痛みは数日で落ち着くことが多いですが、長引く場合は注意が必要です。
揉み返しの「慣れ」には要注意
よく「揉み返しは慣れる」と言われることがありますが、慣れには十分注意してください。
というのも、揉み返しを繰り返すことで筋繊維が太くなり、筋肉が固くなってしまう可能性があるからです。
すると筋肉をほぐすためにより強い刺激が必要になったり、「強揉み」でしか満足できなくなったり、身体にとってマイナスな影響が出てしまいます。
したがって揉み返しに慣れるべきではありませんし、できるだけ避けたいものです。
好転反応と揉み返し、どっちなの?見分け方のポイント
「今の体の不調は好転反応?それとも揉み返し?」と迷ったときは、次のポイントを参考にしてください。
痛みの出方で見分ける
好転反応:体全体がだるい、広い範囲が重い
揉み返し:押された部分がズキズキ痛い、触ると痛い
症状の続く日数で見分ける
好転反応:1~3日で自然に良くなる
揉み返し:3日以上痛みが続いたり悪化することも
あなたの体に合わせた施術で、無理なく健康をサポート
整体やマッサージを受けたあとに不調が出ると、不安になりますよね。
でも、軽いだるさや眠気なら心配いりません。それは体が元気になるためのサインかもしれません。
一方で、強い痛みが長引いたり、日常生活に支障が出るようなら、無理せず専門家に相談しましょう。
あなたの体に合わせたオーダーメイドの施術を。YMT接骨院にご相談ください
「好転反応なのか揉み返しなのかわからない」
「痛みがつらくてどうしたらいいかわからない」
そんなときは、お気軽にYMT接骨院にご相談ください。
当院では、一人一人のお身体の状態に合わせた、オーダーメイドの施術をご提供しています。
初めての方にもわかりやすい説明と、丁寧な施術で、あなたの不安やお悩みに寄り添います。
お体の不調は我慢せず、まずは私たちにご相談ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。次回もお楽しみに
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