膝の痛みについて
歩いたり、階段の上り降りなどで膝が痛くなる…
膝の関節は複雑な構造をしており、痛みを出す箇所によって原因や症状にも違いがあります。
膝そのものだけでなく、股関節や足首の柔軟性や使い方が影響することも多く、
また延いては全身の姿勢やバランスが影響していることも少なくありません。
特にご年配の方の膝の変形(変形性膝関節症)に伴う痛みは
「変形しているから仕方ない…」「年だから…」」
とあきらめてしまう方がいらっしゃいますが、
その痛みの多くは変形による痛みではなく
「変形によって筋肉のバランスが悪くなったことで起きる」痛み
であるケースがあります。
変形した骨を戻すことは手術以外では難しいのですが、
痛みや機能を維持、回復させることは手術を行わずとも可能な場合も多くあります。
膝が痛い=関節が悪い?
「膝のあたりが痛い」となると、多くの方は膝の関節そのものの障害を疑うとおもいます。
確かに、膝は半月板や靭帯などが複雑に配置されていて、それらが運動や荷重、アクシデントなどで損傷されるケースがあります。
損傷の程度が軽い場合、当院でも十分治療の対象となりますが、強い損傷だと推測される場合、しかるべき整形外科などをご紹介させていただく場合もあります。

「関節が原因ではない」膝の痛み
膝は体重を支えながら曲げ伸ばしするために、様々な筋肉が周囲についています。
それらの筋肉に負担がかかり続けることで、筋肉の根元が炎症を起こしているまたは緊張した筋肉が骨のでっぱりとこすれることで痛みの原因になっているなど、筋肉の強さに対して過剰な負担(オーバーユース)が痛みの原因となります。また、膝のお皿にある、動きをスムースにするための脂肪のパッド(膝蓋下脂肪体)や膝の曲げ伸ばしを補助するためのヒアルロン酸の袋(滑液包)なども、負担のかかり方によって炎症を起こすことがあります。

このような症状の場合、整形外科でレントゲンを撮っても原因が分かりづらいこともあります。
膝の痛みはどうやって治療していくのか
当院では、このような痛みに対してもしっかりと原因を追究し、痛みを生んでいる部位だけではなく
「何故、そのような負担がかかってしまっているのか」までを治療の対象としています。
例えば、股関節や足首の動きが固ければ、その間にある膝の関節はより大きい動きを要求され、
結果として負担が増えることになります。
このような場合、膝周囲を治療するだけでは再発のリスクを残したままになってしまいます。
さらには、体幹のインナーマッスルの不足による前後左右のバランスの崩れが負担の原因となる場合もあります。
今ある痛みを治療し、将来的に痛みの再発しない身体を目指す。この想いで治療をしています。
今日もご覧いただきありがとうございました。
また次回もお楽しみに。
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